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燃焼

   

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没小説


 書き始めたものの、オチが見つからず放棄。また気が向いたら書きたいなあ。




 コロネロはゆっくりと瞼を上げた。海を映したかのような青い瞳が姿を現す。カーテンの隙間から漏れ出た光が、顔へと射して眩しい。目をすがめて起き上がると、いつの間にか白い布団は簡易ベッドの足元の方で丸まってしまっている。昨夜は暑かったから、蹴り飛ばしでもしたのだろう。
 壁に寄せられている簡易ベッドから降り立ち、ピンクのスリッパ(同僚からの贈り物)に足を通して、立ち上がる。金髪をかきむしりながら大きく伸びをして、カーテンを勢い良く開けた。朝日が目を射る。窓を開けると、爽快な風が室内へと入り込んだ。
 息をつくと、ベッドに座り込む。サイドテーブルに乗った時計の時刻は、午前六時三十分。
 もう一方の壁に寄せられた簡易ベッドを見やるが、使用された形跡が見えない。しかしその横のサイドテーブルや、机には物が置いてある事から、本来ならば誰かが使用しているはずであるのだと分かる。
「ちっ」
 舌打ちして、コロネロは頭を抱えた。
 同室の同僚、サワダ曹長が姿を消して、丁度一週間目の朝の話である。


 手早く軍服に着替えた後に訪れた食堂の窓口で、当番から朝食を受け取り、人気の無い隅の方で席に着く。
 鬱々とした気持ちでシリアルをかき込んでいると、隣に誰かが座った。目をやれば、腐れ縁の男がふんぞり返っている。
「……何の用だ、リボーン」
「テメーに用はねぇ。俺が用があるのは、ツナだ」
 吐き捨ててから、オニキスがこちらを向く。整った鋭い美貌。今は眉をしかめられ、険しい表情だった。溜息をつき、物憂げにシリアルをスプーンでかき回すコロネロの様子に、未だ目的の人物が行方不明である事を悟ったリボーンは、険しい表情を更に険しくさせた。
「どこ行きやがった、あの馬鹿……軍法会議ものだぞ」





 多分何かに巻き込まれた綱吉と助けたいコロネロとリボーン。綱吉があんまり出てこないし、リオがつまらないので途中下車。
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