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燃焼

   

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ダメージはでかかった(骸と六道とツナ)


 霧のカルネヴァーレっ!!
 ワオでWHY!?



 マジで夢にでてきたじゃないですか。クフフのフ。
 パソ子で再生してたら、停止も一時停止もきかなくなってクフフのフが永遠にリピートされるなんて悪夢。衝撃だった……!!しかも後ろからゾンビの大群が迫って来る何だよこのカオス!朝起きてしばらく呆然としていたリオです。


 しかしそれにしても……これが公式っていうのが笑えるんですよね。スタッフは骸と雲雀をどうしたいんだろう……。ってか、女の子のも結構すごかった。いつの時代だよ!


 では、以下に短文放置。日記の内容と反して意味分からん感じのやつ。一応むくつな。ただし血とかダメな人は見ちゃダメですよ。後から文句言われてもリオは対処できないですよ。




 瞳を通して向こう側。

 温かく笑むその少年の姿。

 笑い、はにかみ、時折うつむき、そして美しく舞う姿。

 ああ、なんて。







 薄暗い部屋だった。
 衛生面では、とてもではないが、良い、とは言えない。じめじめとした牢獄に似た部屋。いや、ある意味牢獄であるかもしれない、なぜならここから逃げる事など出来ない、出来はしない。
 青い瞳がぐるりと部屋を見回した。
 ぎゅっと膝を抱き締め、部屋の隅にうずくまる少年は、その暗い目で、『仲間』を見た。
 どの子供も、怯えている。がくがくと震える姿。吐瀉物が床に散らばり、中には発狂寸前の子供もいた。
 少年は、眉根を寄せた。その耳が、大人の足音が幾つか、近付いて来るのを聞き取ったからだ。
 子供達はびくりと肩を震わせた。
 悪夢の時が来た。
 哀れな、と少年は思う。ここから逃げる事など出来はしない。出来ないのだ。そうして、自分もこの子供達もすぐに死んでしまう。殺されてしまう。一瞬の痛苦であろうと、死を願う程の痛苦に食い殺される。
 三人の白衣の大人。
 鉄格子越しにこちらを値踏みするかのような、冷え冷えとする視線が、部屋を舐める。
「そういえば」
 一人が、手に持つバインダーをめくりながら、言う。
「確か、『目』の実験がまだだったな」
 二人がふん、と鼻を鳴らした。
「6号か」
「連れて来い」
「分かりました」
 少年は、ゆっくりと顔を上げた。
 一人の白衣の男と、目が合った。
「ああ、お前だ」


 血が飛び散った手術室。
 右目以外の部分を、緑色のカバーで顔を覆われる。
「おとなしいな」
「珍しい」
「所詮は子供か」
 少年は、真っ直ぐに上を見ていた。

 赤い、目玉。

 美しい。

 ぽつり、と脳内に響く自分の声。

 次の瞬間に、焼け付くような痛みが右目を襲った。

「あああああああああああああああああああああ!!!!!」

 麻酔をしていようと、起こる激痛に叫ぶ。
 ぐしゃぐしゃと、瞳を抉られる。抉り取られたその目玉は不要物だった。
 流れ出る血液。視神経を傷付けぬように、と研究者達が注意を払って、少年の右目は廃棄される。
 熱さと凍えが同時に発生し、渦巻きながら少年の身体を襲う。
「ぎゃああああああああああああああ」
 ふつ、と何かがはめ込まれた。


 ああ。


 何て。


 醜い、醜悪な――――。






 「骸?」
 はっとする。
 いつの間に眠っていたのだろうか。
 ぎしり、と長椅子から身体を起こして、六道骸はこちらを見つめる男を見つめ返した。

 髪は茶。目は金色。黄色人種、日本国籍所有、沢田、綱吉、ボンゴレ、ドン……。
 六道骸は、そっと、目の前の男に手を伸ばした。

「さ、わ、だ、つ、な、よ、し……」

 琥珀の瞳が、尖った。
 伸ばした手は、ばしっと音をたてて振り払われる。
 沢田は六道骸から数歩離れた場所へと跳んだ。
 懐から拳銃を取り出し、青い髪、青と赤の瞳を持つ男へと向ける。

「お前は、誰だ」

「さわだ、つなよし」
「答えろ、お前は、誰だ」

「沢田、つなよし」

「お前、骸じゃない、誰」
 沢田は、男を見据えた。

 ああ、なんて美しい。
 美しい、人であろうか。

 少年は、手を伸ばした。

「沢田 綱吉」

 ひくり、と沢田の頬が引きつった。
 琥珀から、涙が一筋零れ落ちる。

「…………何で、僕だったのでしょうか」
「む、くろ……?」

 男は立ち上がる。
 沢田はそれをただ見つめているだけだった。
 のそりと、鎌首をもたげる魔に魅入って、沢田は思考を停止させる。

「絶望していたからでしょうか、望みを絶やし、死を願って、希って、ただ僕は、あの赤が、目が、赤が」

 男の周囲に霧が生まれた。
 黒い霧。濃密なそれ。

「赤が、美しいと、思っただけなのに」

 闇は朱へと転じた。
 黒を食いつくし、朱へと染め、そして轟々煌々と燃え上がり、焼き尽くす。

「誰だよ!お前、骸は、骸はどこ!?」
 六道骸ではないそれ、何故か心からの恐怖を感じるその『モノ』へと向かって、沢田は叫んだ。
「返せ!」
「無駄だ」
「何で!?」

「君は、美しい」

 沢田が目を見開けば、眼前十センチに、六が見える。
 ああ、と心の中で嘆息し、沢田は目を閉じた。

 衝撃。

 次に目を開けば、自身の身体には一振りの剣が刺さっていた。
 心臓を刺し殺し、背へと抜けているであろうそれに、沢田は視線をやり、それから赤と青をじっと見やった。

「……かわいそうに」

 ぽつりと呟き、沢田は崩折れる。
 最期の一言に、六道骸は首をひねった。

「かわい、そう?」

 可哀想可哀想可哀想に。
 ああなんて哀れな子羊だろう。ああなんて、嘆きを知らぬ子供よ、君は一体、どうすれば。

「かわいそうに」

 六道骸は、赤い手を見つめ、そして眉を寄せた。
 沢田綱吉の言葉を、彼はどうしても理解出来なかったのだ。





 はい、意味不明でしたー。えっと、ま、雰囲気でよろしくお願いします。はい。
 六道と骸は別物みたいな感じで、少年は赤い目に染まってしまったというか何というか。元の人格と混ざり合って、でも六道よりになってしまって、ちょっぴり狂い気味で、それをツナは気付いて恐ろしく思った――――ってなげぇよっ。うん、意味わからんね。
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