雲雀さんと綱吉
「おはようございますっ雲雀さん。今日も素晴らしい一日になりそうで「咬み殺す!!」ぎぃやあああああ!!!!」
「避けるなよ」
「何ですか!?避けるに決まってんじゃないですか!!死にますよ!?」
「うん、咬み殺すつもりだったからね」
「尚更悪い!」
「悪いのは君だよ、綱吉」
「えっと、応接室のお菓子を勝手に食べた事は謝ります。でもいくら銘菓並盛堂のどら焼きって言ったって、たかが二箱合計20個じゃないですか。別に殺さなくても!!」
「……そうじゃないっ、と言うかあれは君だったの。間違えて草壁を咬み殺しちゃったじゃないか!それに食べ過ぎだよ!太りたいの!?」
「ええっ!?違うんですか!?言わなけりゃ良かった!そして草壁さん、ごめんなさい!」
「もしかして今まで色々とお菓子が消えてたのは、犯人は君だったの?」
「あ、いえ。俺はどら焼きだけです。他は全部骸が犯人ですよ」
「あの腐れパイナップル、いつか缶詰めにしてやる……!!」
「まったくもってけしからん奴ですね!では俺はこれにてっ」
「待ちなよ。まだ君には話がある」
「ぐえっ!襟離してっ、首っ首絞まるっ」
「仕方ないな」
「ぶはあっ!」
「さて、そこに正座しなよ」
「ったくもう、ほんと横暴だよな」
「何か言った?」
「いえ、何にも!!それより話って何ですか!?」
「……僕はね、怒ってるんだ(ジャキリ)」
「ひっ」
「これだけ僕が綱吉を愛してるのに、綱吉は結局誰でもいいんでしょう?そうだよね?」
「そ、そんな恐れ多いっ。俺だって雲雀さんの事好きですよ!」
「じゃあ何で、僕の事を忘れるのさ!」
「…………忘れる?」
「ほらね、やっぱり覚えてないんじゃないか!結局僕は君にとって一時期のお遊びでしかないって訳だ!君なんか、一生パイナップル相手に乳繰りあってりゃいい!」
「おおお落ち着いて雲雀さん!!ってか、泣いてる!?もしかして泣いてます!?雲雀さん泣かすだなんて、俺は一体何を!?」
「うるさい!泣いてない!!」
「じゃあその涙は一体……いえ、とにかく雲雀さん。俺は雲雀さんの事が大好きですし、パイナップル相手に乳繰りあう気もありません」
「嘘だ」
「本当ですよ(にっこり)」
「……」
「だから話してくれませんか。知らないところで傷付けてしまっていたかもしれないですし」
「……前に、六道相手に誰とヤった事あるかって話してただろ」
「ああ、この日記の下ですよね」
「へなちょことパイナップルを攻めた二回しかエロっぽいものは無いって言ってたけどさ」
「……(何か嫌な予感がしてきた)」
「忘れてない?」
「……何をですか(超直感が逃げろって言ってる)」
「僕が上の設定の話、あるんだけど」
「……(((゜д゜;)))(嫌な予感当たった―――っ!!!!)」
「やっぱり忘れてたんだね。所詮僕はその程度の存在なんだ」
「や、やだなぁ雲雀サンっ。俺は雲雀サンが大好きですよ~」
「いいんだよ、無理しなくても。その話の中で、さもいつも(ドギューン)してるかのような発言があったとしても、君はそれすら忘れてしまうんだろ。僕になす術は無いよ。だけど、ムカつくものはムカつくんだ。何でへなちょことパイナップルは覚えてるのに、僕は忘れられてしかも一年も放置なんだ?この一年で更新したヒバツナがあったかい?無かったよね?パイナップルが僕を見下して笑う悪夢を僕は毎日見るんだよ。この責任はどうやって取るつもり?」
「ひ、雲雀サン??ちょ、そのトンファー何ですか……?」
「君が忘れるって言うなら、僕がこの手で咬み殺す!!!!」
「ぎぃやあああああ!!!!」
「くふふ、見苦しい嫉妬ですねぇ。僕と綱吉君の仲がそんなに羨ましいですか?」
「うるさいよ南国果実」
「うぅ、殴られたところ痛い」
「悪いのは君だろ」
「僕と綱吉君はラブラブですもんね」
「うるさい!いい加減にしないと君に突っ込むよ!?」
「「ヒバムク!!??」」
すっかり頭の中から飛んでました。そうだよ、雲雀さんがいたよ……ヒバツナ好きとしてどうなんだこれは。
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